2児のかあちゃんの脳内会議

3歳恐竜男児と1歳むちむち娘、2児の母。職業は保育士。日々、いろんなことを感じ考えることをここに綴る。ご意見、大好物。

【保育】ねえ、せんせい・・・

特別支援員として働いていると、

一斉保育の時間に「ねえ、せんせい…」と小声で呼ばれる機会がとても多い。

小声で呼んできているということは、進行をしている担任には言いづらいことなのだ。

その子に向けて声は出さず、「OK、わかった、今聞く」という意志を込めて

大きく頷く。

わたしが動くことで気が散る子にそっと声をかけながら、呼んできた子に

「どうした?」と小さな声で問いかけた。

 

「さっきまで遊んでいたガチャガチャのカップ、外に置いてきちゃった…」

ととても困った顔で言うその子。

「そうか、それがないことに気づいて、困っているんだね?」と問い直すと、

今にも泣きそうな顔で小さく頷くその子。

「わかった。今はおあつまりの時間で外には出られない。だから、おあつまりが終わったら、給食の準備をする前にすぐに外からカップを取っておいで」

と伝えると、渋々といった様子だったが、頷いた。

 

一斉保育の時間、実はいろいろな「困った」がそれぞれのこどもたちの中で起きている。

「寒い」

「暑い」

「眩しい」

「飛んでいる虫が気になる」

「身体の調子が少し悪い」

「友達との喧嘩をひきずっている」

など。

そして、それを言い出せないことも多い。

 

担任は進行する役割があるので、その困りごとに気づいたとしても、

ひとつひとつ丁寧に相手にすることはない。

言ってもいいタイミング(担任が聞けるタイミング)や、内容があるのだ。

これはとても難しい。

そして支援を必要とする子どもは、その采配が苦手なことが多い。

 

例えば、おあつまりの最中に

「ねー!!せんせー!!!さっき〇〇くんと喧嘩して叩かれた〜!」

と言っても、

「今は聞けないよ」

と言われてしまうことになるが、

「せんせー!!さっき〇〇くんに叩かれたところから血が出てる!!」

という訴えならば、いくら大切な話の最中だったとしてもすぐに言ってよしという内容で

すぐに対応してもらえる。

 

難しいのである。

 

ルールというものはなく、実に曖昧なのだ。

 

そこで「ちょっと困っていることがあるんだけど、言ってもいいのかな」

と思うことを言える(言いやすい)相手が支援員の私でもある。

 

「せんせー・・・」と小声で呼ばれることもあれば、

小さく手招きされることもある。

いろいろな理由で呼ばれる。

「おあつまり、つまんない」という理由で呼ばれたこともある(笑)

 

そこで何を伝えるか、

どんな関わりをするか、

いちいち混乱するし、難しいのだけれど、

本当に面白いなぁと思うこの仕事だ。

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【知恵】室外機にこどもが指や物を入れない方法

暑いですね。

毎日エアコンはフル稼働。

外遊びをしていて、こどもが家に入る前にエアコンをつけておいている間に、

こどもが室外機のプロペラの部分に小さなスコップを差し込み、ガガガガッッ!!!…となる事件が発生しました😭

 

指じゃなくてよかった…

 

そこで、室外機と指を守るべく、色々かんがえて打ち出した結果は、、、

網戸の網!!!

です。

 

作業工程

①室外機のプロペラ部分の柵を取り外す(我が家のはプラスドライバーで、さくっと取れました)

②網戸の網を柵の大きさに合わせてカット

③網と柵を、いい感じに結束バンドで固定

④室外機に柵を戻す

で、終了です。

作業時間、およそ15分ほど。

あっと言う間に完成。

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見た目はさほど変わらない。

お金もほとんどかからない。(今回は網戸の網2m350円のみ。…2mも使わないから他の事にも使える。)

作業が簡単。

きっと室外機の機能もそこまでダウンしない、、、だろう。

ということで、グッドアイデア賞贈呈!

 

【保育・育児】「ごめんね」と言うことについて

3歳の息子はとても言葉が達者でおしゃべりが楽しい。

が、最近、なにかよくないことをした時に、

「ごめんね」とか「ごめんなさい」を言えば済まされると思っている節がある。

 

わたしは「ごめんなさい、しなさい」とか、「ごめんねって言おう」とか、

そういう言葉がけを基本的にしない。

 

これは仕事でも同様。

先日もツリーハウスを自分だけの場所にしたかった少年が、

そこに登ろうとしたもう一人の少年を押して落としてしまう出来事があった。

その時も「ごめんねってしよう」という展開にはしなかった。

 

幼児教育に必要なのは、

なぜそうしてしまったか」「なにがよくなかったか」「次はどうすればいいか」を

こどもと一緒に考え、感じ、お互いに理解し合うことだと思うからだ。

「ごめんね」ができることはもちろん素晴らしい。

でもそれだけではダメ。

その言葉だけでは根本的な解決と成長にはつながらない。

伝えられると人間関係を良好に築くことややりとりがスムーズになることは確かので、

いろいろと理解できてから「ごめんなさいを言うことが大切」という段階にいける

と考えている。

 

「なにがよくなかったか」「次はどうすればいいか」という話し合いは、

オトナ側の価値観が大きく反映されてしまうので、

注意深く話す必要がある。

こどもの思いに耳を傾け、こどもの考えを柔軟に受け入れられるように、

注意深く言葉を選びながら。

 

そんなふうに考えて関わっているのだが・・・

息子、「ごめんね」を言えば済むと思っている最近。

さて、どうやって関わっていくかなー

【保育】この混乱から学ぶこと、考えること②

この緊急事態を機に、「こどもの人権」「幼児教育」「保育」について、じっくり考えたい。

・・・というよりも、考えなくてはいけないと思っている。

 

なによりも先に「休校」という措置を取られてしまった学生たち。

学ぶ権利も、友達と話す権利も、家を出るまっとうな理由でさえも取り上げられてしまった。

みんな口を揃えて「いのちを守るためだ」と言う。

でも最初から一貫して科学者が言っていることは「こどもの感染リスク、重症化リスクは低い」というものだ。

「危険な可能性はゼロではない」という人もいる。そんなことは他のウイルスだって、怪我だって、なんだって一緒だ。

その低い可能性は、増え続ける虐待や、失業による貧困家庭の増加、教育格差の広がり、人とのつながりの希薄化による孤立・・・を上回って防ぎたいものか?

 

職場には、とてもとても高値なマスクの営業FAXが届いた。

まっとうな理由があるのかもしれない。例えば、急にマスクを作る機械を買い揃えてマスク製造に踏み切ったとか、いつもの材料を仕入れるのにいつもと違う輸送方法が必要だったとか、夜間しか工場を動かせないから人件費がかさんだとか。わからんけど、理由を想像してみた。けど、それにしても違法な程の高値。

欠品が続いているホットケーキミックスも高値で転売する人がいるという。

 

なぜ、このような行動をとるのか。

「自分さえよければよい」という発想からか。

「支え合って生きている」という感覚が欠如しているのか。

自分勝手な思考や、自己満足な行動をするオトナにならないために、

誰かを思いやれたり、ともに手を取り合って歩めるオトナになるために、

コドモたちにできることはなにか。

 

幼児教育に本当に必要なものは?

コドモに必要なオトナの関わりはどんなもの?

コドモの育ちを支えるとはどういうこと?

 

トップダウンで、ただ教科書に沿って進むだけの日本の教育を変えるいい機会だ。

主体的な学びができるように。

多様性を受け入れ、共同性を育むために。

教育を、保育を、今一度考え、変えていかなくてはならない。

【保育】この混乱から学ぶこと、考えること

世の中のたくさんの人や職業が混乱している。

保育の仕事ももちろん混乱している職業のひとつだ。

 

この非常事態は、「保育園とはどんな場所か」「保育士とはどんな役割か」という社会的な位置づけを再確認するとともに、

自分は「どんな保育士でありたいか」「どんな保育をしていきたいか」を考える機会としなくてはいけない。

こどもの人権を一番身近で守れる職業であるからこそ、今の措置に対してできることをやっていく。

自粛の影響で、登園するこどもが少ない今だから、ひとりひとりにより丁寧に関わり、その関わりを振り返り、自己理解を深めていきたい。

 

この混乱の中で、危惧されるのは、周りの人との繋がりが希薄な人たちの「孤立」だ。

保育園は、人と人がつながり合う役割も持っている。

繋がりあっていこう。支え合っていこう。

【育児】「どちらがいい」なんてことはない

わたし、よく「仕事が早いね」と言われます。

なんでもやることが早いんです。

頼まれたらすぐやる。

 

「早いね」と言った人は、褒め言葉として使ってくれました。

 

でもね、

これを違う表現で言うと、「やらずにいられない」とか

「せっかち」とか「やらないと忘れちゃう」とかなんです。

 

すぐやらないと「やんなきゃ!」とずっと思っていて落ち着けないし、

やらずにいると、他のことをやっているうちに忘れてしまっている。

 

ね。

言い方次第なんです。

 

これって全てのことに共通していて、

他で例えれば「落ち着きがない」は「行動的」だったりするし、

「やることが遅い」は「丁寧」だったりするし、

「言葉数が少ない」は「思慮深い」だったりするし。

なんでも表裏一体だと思うんです。

 

ここで大事なのは、どちらにせよ、いいも悪いもないということ。

「そんな人」「そんなもの」ってことです。

そういう自分(そういう相手)を理解して、その自分(相手)との付き合い方を

上手になっていけばいいんじゃないかなと思います。

 

それは我が子が相手でも同じです。

 

今日もわたしは、せかせかといろんな仕事をこなしています。笑

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【知恵】無印良品とセリアのスポンジ比較

わたしはスポンジは白がいい!と思っています。

汚れたらすぐにわかって、清潔に保てるし、見た目もいい。

 

最近、セリアと無印良品の、とても似た白いスポンジを両方買って、比較してみました。

 

セリアと無印良品も3つ入り。

セリアはもちろん100円で、無印良品は299円です。

価格は3倍も違いますね。

 

見た目の比較↓

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右が無印良品

無印良品の方が大きいですね。

持った感じは、セリアの方がやわらかいです。

素材も違う。

 

さて、使ってみました。

まずはセリア。

泡立ちはよし。コンパクトなので、手の馴染みはいいです。

毎日ベビーに使い倒して…

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9日間でこうなりました。

クタクタになったので、シンクや排水口を磨いてポイ。

 

次は無印良品

セリアよりも固めで大きめ。

泡立ちはセリアと変わりませんが、水切れがいいと感じます。

そしてこちらもベビーに使い倒して…

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なんと21日間使っていました。

クタクタにはなっていませんが、毛羽立ちが目立ち始め、汚れてきたので、これもシンクと排水口を磨いてポイ。

 

使えた日数を比較すると、

セリア→9日間

無印良品→21日間

 

あとは、なにをもってコスパがよいと定義するか、です。

安いスポンジを短い期間で使い捨てて、清潔を保ちたいのか、

すこし割高でも丈夫で長めに使いたいのか。

 

さて、どうしましょうか、ね。