2児のかあちゃんの脳内会議

3歳恐竜男児と1歳むちむち娘、2児の母。職業は保育士。日々、いろんなことを感じ考えることをここに綴る。ご意見、大好物。

【保育】自己覚知は大切

先日の保育園での出来事。
息子を迎えにいくと外遊びの最中。
ある男の子が「トイレにいく」と言い、濡れ縁でズボンを脱ぎ始めたのだが、なぜが全裸になりはじめるその子。笑
そばにいた保育士がそれに気づき「どうしたの!?なんで服脱いでるの?寒いから脱がないで!」と声をかけていた。
怒っているのか?いや、制止しているのか?という口調。
その後、おしっこが漏れてしまい服が濡れていたから服を脱いでいたことが判明し、その保育士は部屋のリーダー保育士にこの出来事の報告をしていた。報告で「服を脱がないでって怒ってたんですけどー」と自分の行動を話していたので、やはり怒っていたらしい。
それは怒る出来事なのか?怒っていたとしたら、なぜ怒ったのか?その子の何がいけなかったのか?自分が怒りたくなったポイントは何?
・・・というのをぜひリーダーの保育士は、関わっていた保育士と一緒に考える機会を持ってもらいたいと思った。
「いけない」とか「やめてほしい」というポイントは保育士一人ひとり違うものだし違っていい。でも、それを無自覚ではいてはいけない。
「わたしはこれはやってほしくない」
「わたしはこれは許せない」と自覚して関わることが必須(これを「自己覚知」という)。
わたしは大学生の時に、自己覚知(自己分析と呼んでいたが)のトレーニングを何度も何度も繰り返していたが、そういうことを学ぶ機会が少なすぎるのかもしれない…
保育士のみならず、人と関わる職業(不確かで流動的な人の気持ちを相手にしている職業)はみんなそうである。今どんな気持ちでいるのか、今の自分はこの物事をどう考えているのか、いちいち振り返り、確認しなくては、的確な関わりへと繋がっていかないと考えた出来事だった。