【育児】自分さえよければよい?
子育てしてるとね、必死だし、我が子のことだけを考えがちになる、
と思うんですよ。
だからこそ、「じゃあ、周りの子にとって、みんなにとって、社会にとって、どうなんだろう?」
と、物事を俯瞰して考えることが必要だ、と思うのです。
例えば、予防接種について。
3歳になる息子の初めての予防接種のとき、
接種させるかどうか、本当に悩みました。
副反応もあるというし、自分の免疫を高めるためには予防接種はしない方がいいなんていう人もいるし、でも保育園に入れるには予防接種はしておかないとダメだなんていう話も聞くし。
結局接種することにしましたよ。
なぜか。
それが「社会のためだ」と思ったから。
息子が感染することで、近くにいた他の子にも感染し、それが保育園全体や学校全体、地域全体へと広がっていったら…
その責任を、覚悟を、わたしは持てないと思いました。
もちろん「自然派」と言われるような人たちの、
「人工的なワクチンを接種するなんて信じられない!」
「人は生まれ持った免疫力があるんだからそれを大事にしてほしい!」
という考え方は否定しません。素晴らしいです。
ただ、その考えを俯瞰して、もう一度考えてほしいのです。
「我が子は自分の免疫を高めるために接種させない!」
だけでなく、
接種させなかったことで起こる周りへの影響を、社会全体にまで引き伸ばして考えて、
その上で選択するべきだと思うのです。
結局、なにが正解かなんてわからないし、今「これがいい」と言われていることが、明日には「間違っている」と言われているかもしれないわけですから、
何かを自分で信じて、選択しなくてはいけません。
予防接種に限ったことではなく、
何かに対するその選択を「自分さえ(我が子さえ)よければいい」という選択ではなく、
身近な子にとって、地域にとって、社会にとって、どうなのか?
と考えてから選択することが大事だと思います。